BOOKS
伊吹有喜『犬がいた季節』

伊吹有喜『犬がいた季節』  1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めな […]

続きを読む
BOOKS
伊吹有喜『彼方の友へ』(文庫版)

伊吹有喜『彼方の友へ』(文庫版)  友よ、最上のものを。 戦中の東京、雑誌づくりに夢と情熱を抱いて──  老人施設でひとりまどろむ佐倉波津子に、小さな箱が手渡された。「乙女の友・昭和十三年 新年号附録 長谷川純司 作」。 […]

続きを読む
BOOKS
伊吹有喜『雲を紡ぐ』

伊吹有喜『雲を紡ぐ』 「分かり合えない母と娘」 壊れかけた家族は、もう一度、一つになれるか? 羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布・ホームスパン」をめぐる親子三代の「心の糸」の物語。 いじめが原因で学校 […]

続きを読む
BOOKS
伊吹有喜『カンパニー』(文庫版)

伊吹有喜『カンパニー』(文庫版)  あなたって、どこでも傍観者なのね。家を出た妻にそう告げられ、47歳の会社員・青柳誠一は呆然と佇む。そして災厄は会社でも──。窓際部署に異動か、社が後援するバレエ団への出向、どちらかを選 […]

続きを読む
BOOKS
伊吹有喜『今はちょっと、ついてないだけ』(文庫版)

伊吹有喜『今はちょっと、ついてないだけ』(文庫版)  バブルの頃、自然写真家としてもてはやされた立花浩樹は、ブームが過ぎると忘れられ、所属事務所に負わされた多額の借金を返すうちに四十代になった。カメラも捨て、すべてを失い […]

続きを読む