伊吹有喜 TOPIX

2015年12月31日木曜日

年末と年始のご挨拶

2015年7月13日月曜日

BAR追分が発売されます

2015年3月19日木曜日

公式サイトリニューアル

2015年3月19日木曜日

NEW!! 現在連載中

なでし子物語 天の花 地の星

画・菅野裕美/「asta*」ポプラ社(2013年7月より月刊掲載)

彼方の友へ

画・小春あや/「J-novel」実業之日本社(「紡」2013年春号より三ヶ月ごとに掲載)

NEW!! 不定期で掲載

BAR追分(バールおいわけ)

画・満岡玲子/「ランティエ」角川春樹事務所

連載終了しました。年内に刊行予定です。

今はちょっと、ついてないだけ

画・宮坂猛/「小説宝石」光文社(2014年1月号より隔月掲載)

2012年12月1日土曜日

柿の木と12月のごあいさつ

2012年11月1日木曜日

秋深し、イヌニガテの謎

2012年10月1日月曜日

夏の終わりと秋の始まり

2012年4月2日月曜日

4月のごあいさつ

2012年2月8日水曜日

二月のご挨拶

2011年11月5日土曜日

11月のごあいさつ

2011年10月6日木曜日

10月のごあいさつ

2011年9月19日月曜日

ESSAY:日本の大人

2011年7月19日火曜日

夏が来ましたね!

2011年7月1日金曜日

ESSAY:コウジに夢中

2011年6月29日水曜日

本当に蒸しますね……。

2011年6月11日土曜日

ESSAY:男の背中とオムライス

2011年4月6日水曜日

ごあいさつ

2011年1月12日水曜日

年明けのごあいさつ

2010年11月28日日曜日

ESSAY:マルタイに関する考察

2010年11月1日月曜日

ESSAY:短髪包囲網

2010年11月1日月曜日

「小説宝石」12月号(光文社発行)に短編が掲載されました。タイトルは「煙が目にしみる」です。

checkmark小説宝石(光文社)

2010年11月1日月曜日

ごあいさつ

2010年10月16日土曜日

ESSAY:蝉の夏

2010年9月21日火曜日

ESSAY:女の述懐

2010年8月

「小説現代」9月号(講談社発行)にエッセイが掲載されました。タイトルは「この夏の喜び」です。

checkmark小説現代(講談社)

2010年6月

「別冊文藝春秋」7月号(文藝春秋発行)にエッセイが掲載されました。タイトルは「折々の音色」です。

checkmark別冊文藝春秋(文藝春秋)

2010年5月22日土曜日

「月刊 ジェイ・ノベル」6月号(実業之日本社発行)にエッセイが掲載されました。タイトルは「ウマい鹿」です。

checkmarkジェイ・ノベル(実業之日本社)

2010年4月17日土曜日

ESSAY:お寒い対決

2010年3月30日火曜日

ESSAY:書店さんにて初サイン

2010年1月5日火曜日

ESSAY:2010年のごあいさつ

2009年12月25日金曜日

ESSAY:江戸の紫

エッセイ掲載

「野生時代」12月号(角川書店発行)にエッセイが掲載されました。タイトルは「おへその佃煮」です。

checkmark野生時代(角川書店)

2009年11月10日火曜日

ESSAY:失敗の定番

2009年10月5日月曜日

ESSAY:空の庭園

2009年9月15日火曜日

ESSAY:秋の夜長にこの一枚

2009年9月7日月曜日

ESSAY:イルカの裏表

著者インタビュー掲載

ポプラ社のPR誌、asta*(アスタ)9月号に著者インタビューが掲載されました。配布先などの詳細はこちらをどうぞ。

checkmarkアスタについて

checkmarkアスタが置いてあるお店

2009年8月19日水曜日

ESSAY:女の絶望

2009年8月10日月曜日

ESSAY:地獄の珈琲

2009年8月3日月曜日

ESSAY:すごいよ、ルーシー

2009年7月28日火曜日

ESSAY:涙のラーメン

2009年6月27日土曜日

ESSAY:ごあいさつ

伊吹有喜 BOOKLIST

伊吹有喜『ミッドナイト・バス』

初版:2014年1月
ISBN:978-4163900063
出版:文藝春秋
価格:1,890円



東京での過酷な仕事を辞め、故郷の新潟で深夜バスの運転手をしている利一。ある夜、彼が運転するバスに乗ってきたのは、十六年前に別れた妻だった──。
父親と同じく、東京での仕事を辞めて実家に戻ってきた長男の怜司。実現しそうな夢と、結婚の間で揺れる長女の彩菜。そして、再婚した夫の浮気と身体の不調に悩む元妻、美雪。
突然の離婚で一度ばらばらになった家族は、今、それぞれが問題を抱えて故郷に集まってくる。全員がもう一度前に進むために、利一はどうすればいいのか。
家族の再生と再出発をおだやかな筆致で描く、伊吹有喜の新たな代表作!
(文章は文藝春秋BOOKSの紹介ページから流用させていただいています)

伊吹有喜『なでし子物語』

初版:2012年11月
ISBN:978-4-591-13142-8
出版:ポプラ社
価格:1,680円(本体:1,600円)



ずっと、透明になってしまいたかった。でも本当は、「ここにいるよ」って言いたかったんだ──

いじめに遭っている少女・耀子、居所がなく過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年、立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。

伊吹有喜『四十九日のレシピ』(文庫)

初版:2011年10月
ISBN:978-4-591-12665-3
出版:ポプラ社
価格:630円(本体:600円)



母の優しい「レシピ」が起こした奇跡に、あたたかい涙があふれる感動の物語。

妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。

伊吹有喜『風待ちのひと』(文庫)

初版:2011年4月
ISBN:978-4-591-12418-5
出版:ポプラ社
価格:672円(本体:640円)



伊吹有喜デビュー作、文庫版

“心の風邪”で休職中の男と家族を失った傷を抱える女。海辺の町でふたりは出会った──。人生の休息の季節を鮮やかに描き出す、デビュー作。

伊吹有喜『四十九日のレシピ』

初版:2010年2月
ISBN:978-4-591-11535-0
出版: ポプラ社
価格:1,470円(本体:1,400円)



2011年早春 NHKドラマ化決定!!

わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように。大切な人を亡くしたひとつの家族が、再生に向かうまでの四十九日間。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。

伊吹有喜『風待ちのひと』

初版:2009年6月
ISBN:978-4-591-11021-8
出版:ポプラ社
価格:1,470円(本体:1,400円)



伊吹有喜デビュー作

第三回ポプラ社小説大賞特別賞受賞作!! 二十代の恋とは違う。でも、今だから気がつくことがある。39歳の男と女、愛と再生の物語。

2016年4月1日金曜日

「今はちょっと、ついてないだけ」を上梓しました

伊吹有喜『今はちょっと、ついてないだけ』

初版:2016年3月17日
ISBN:978-4-334-91083-9
出版:光文社
価格:1,500円+税



 こんにちは、桜が各地で咲き始めましたね!
 さてこのたびはご報告があります。「小説宝石」(光文社)で連載させていただいた「今はちょっと、ついてないだけ」が本になりました。 
 この作品の主人公は四十代の元カメラマン。彼を中心に『今はちょっと、ついてない』状況にいる人々を描いた作品です。本の帯にある『人生に、敗者復活戦はあるのだろうか』というキャッチコピーは作品中で登場人物が語る言葉です。
 本当のところは人生に勝ち負けはなく、勝者も敗者もないと思います。ただ自分が望んだ方向に進めないとき、あるいはこれまで進んでいた場所から思わぬ方向転換を強いられるときが、誰の人生にでもあるのではないでしょうか。若いときはそうした事情を誰かに打ち明けたり、相談したりすることはできても、成熟してそれぞれの生活の事情が異なってくると、友人や、ときには家族にすら相談しづらく、一人で途方にくれることもある気がします。
 この作品は人には言えない、そんな思いを抱えた男女の物語です。最終話の「羽化の夢」のあと、彼らはどうなるのかを時々考えます。もしかしたら成功するかもしれないし、思うようにいかないかもしれない。それでも「今はちょっと、ついてないだけ」と動き出した時点で、ゆるやかでも彼らは望む方向に進み出したのだと思っています。
 若さが薄れていくなか、代わりに濃くなってくるのは仕事の浮沈、家庭の事情、体調の変化。たとえ思うようにいかぬ局面に立っても、今は少しついてないだけ。しのげばきっと良いツキ、良い時期がめぐってくるに違いない。そう思っていたいし、そうあってほしいと願っています。
今はちょっと、ついてないだけ」。お近くの書店にて発売中です。お手にとっていただけたら、とてもうれしいです。

■「彼方の友へ」が最終回を迎えました!

 さてもう一つご報告が。三月発売の「J-novel」(実業之日本社)にて、「彼方の友へ」が最終回を迎えました。
 この作品の舞台「乙女の友」は戦前、戦中、戦後の三つの時代を通して、常に少女たちの心を捉え続けた実在の雑誌「少女の友」編集部をモデルにしたものです。2013年の春、季刊誌「紡」にて連載開始後、「J-novel」へと掲載誌が移り、ちょうど三年になります。
 どの作品も登場人物は身近に感じるのですが、三年の間、ともに過ごしてきたので、主人公の波津子や有賀主筆はまさに『友』のように感じます。機会があれば、ぜひ登場人物たちにまつわる短い話を書いてみたいです……。霧島美蘭のお洒落&有賀の私生活、そして波津子が空井家でこしらえた素敵なお菓子等々。本編に入れなかったエピソードがたくさんある作品なのです。
 そんな「彼方の友へ」は戦前、戦中についての追加取材と確認を行い、来年の春に刊行予定です。昭和十三年から始まる十七歳の少女の物語。ぜひ、お心に留めておいてください。

伊吹有喜

2016年3月20日日曜日

BAR追分 一巻用の間紙も作ってみました

こんにちは、日毎に春めいてまいりましたね。
いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

間紙
 さて先日、ご紹介したBAR追分の第二巻、「オムライス日和」のサイン用の間紙がとても好評だったので、たかしまさんにデザインをお願いして、一巻用の間紙も作ってもらいました。絵柄は第一巻に出てきたカクテル「オールドファッションド」と猫のデビイの絵柄です。
 現在、書店様からサイン本のお声がけがあるとうかがっております。そちらにはさっそくこちらの間紙を入れておきますね。書店様のお名前がわかりましたら、またこちらでご紹介申し上げます。
 第三巻が出ましたら、またオリジナルで間紙をお願いしようと思っています。次はどんなデザインになるのか、今からとても楽しみです。

伊吹有喜

2016年3月8日火曜日

「オムライス日和」のサイン用合紙を作りました。

 こんにちは、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

 さて今日は二つほどご報告があります。BAR追分のシリーズ第二巻が出たことをお祝いして、このサイトのイラストを描いてくださった、たかしまてつをさんから素敵な懐紙のプレゼントをいただきました。

懐紙
 たかしまさんは可愛い猫ちゃん「ナロ」の飼い主であり、「あすナロにっき」の作者でもあるお方。懐紙には黒猫のデビイ、茶虎のキナコ、三毛猫のミケの三匹が描かれています。
 とても可愛いので、たかしまさんにサインを入れていただき、「オムライス日和」の懐紙を作りました。さっそく、先日うかがった書店さんでサインを書かせていただいたときに、本にはさんであります。

■「オムライス日和」のサイン本があります。

 二月の終わりに、都内の書店様にご挨拶にうかがいまして、サインを書かせていただきました。三匹の猫の懐紙は二つ折りになって入っております。
 このたびサイン本を書かせていただいた書店様はこちらです。 (順不同)

 ●
紀伊國屋書店 新宿本店様
 ●紀伊國屋書店 新宿南店様
 ●ブックファースト 新宿店様
 ●啓文堂書店 新宿店様
 ●三省堂書店 有楽町店様
 ●ブックエキスプレスエキュート 品川サウス店様
 ●TSUTAYA 三軒茶屋店様

 数に限りがあるので、もしかしたら店頭にないかもしれませんが、お気に掛けていただけたらうれしいです。

 今回、ご挨拶をした折に、書店員さんに好きなおやつや、最近、はまっているお料理についてうかがったところ、カレー牛丼、カスタードクリーム、とんかつ(わさび醤油で)、プリン、たこやき(外がカリッとして、なかがトロッとしたもの)などなど、魅惑の食べ物のお話がいっぱい。
 甘いものということで、赤福のお話が出たお店もあり、花のお江戸のまんなかで、まさか赤福の名を聞くとは思わず、三重県出身者としてはうれしかったです。
 赤福といえば、夏になると赤福氷というメニューがありまして、抹茶蜜がかかった氷のなかに赤福が埋まっているという、あんこ好きにはたまらぬかき氷が……などと書くと、はやくも夏の到来が待ち遠しくなります。まだ春の訪れを待っているというのに、気が早いものですね。
 さていよいよ三月。春は卒業、入学、入社、異動など、年内で、もっとも人の動きがある時期。素晴らしく佳き春でありますように! それではまたお便りします。

伊吹有喜

2016年2月23日火曜日

「BAR追分」カバーイラスト変更のお知らせ & 新刊「BAR追分 オムライス日和」が発売になりました

 こんにちは、伊吹です。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
 私のほうはおかげさまで昨年から崩した体調はようやく戻りました。
 年明けからは遅れてしまったり、お待たせしてしまったことを再開して、最近、ようやくいろいろなことが軌道に乗ってきました。あたたかいお言葉やお気遣いをありがとうございました。
 さて日に日に春めいてまいりましたね。今日はお知らせすることが数点あります。

BAR追分のカバーイラストが変わっています。

 実は私がうっかりしていてお知らせが遅れたのですが、BAR追分のカバー、表紙のイラストが宇藤君の後ろ姿から、猫のデビイが出ている絵に変わっております。ストーリーは一緒です。たいへん恐縮ながら、どうかお間違えなく……。
 もっと早くお知らせするべきところを、本当に申し訳ありませんでした。
 現在の絵は黒猫のデビイと温玉が載ったカレーライスです。第二巻の「オムライス日和」と同じく、デビイとおいしいお料理のコンビのイラストになっています。
 一巻に続く第二巻「オムライス日和」もお手にとっていただけたら、とても嬉しいです。

■『オムライス日和』が発売されました。

伊吹有喜『オムライス日和 BAR追分』

初版:2016年2月12日
ISBN:978-4758439732
出版:角川春樹事務所
価格:税込562円



 さて、BAR追分の二巻、『オムライス日和』が刊行のはこびとなりました。第一話はデビイのお話で、この巻にはほかの地域猫も少し登場しています。
 出てくるお料理はオムライスのほかにも、おつゆがたまらなくおいしいキツネうどん、「ビール!」と叫びたくなるような餃子、スイーツは紅玉のアップルパイ等々、モモちゃんと、ねこみち横丁の面々が腕をふるっています。
 お酒のほうはフルーツビールと日本酒が少々。洋酒については今回も「Bar pledge」様のご協力をいただきました。今回、登場のフルーツビールがとてもおいしくて、はまっています。そして登場している日本酒は……等々、お酒とお料理のお話など、後日またあらためまして……。

 三寒四温の言葉どおり、春のきざしはありつつも、まだまだ冷え込みます。どうぞあたたかくして、お過ごしくださいね。それではまたお便りします。

伊吹有喜

2015年12月31日木曜日

年末と年始のご挨拶

 こんにちは、とてもご無沙汰しております。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
 私は先月にひいた風邪をひどくこじらせてしまい、現在、静養中です。
 皆様も風邪にはお気をつけくださいね。

 近況を少し……。先日、四日市市の観光大使に就任のお話をいただきました。2016年からの活動となります。ささやかながら郷里のPRに貢献できればと思います。
 その
四日市市のゆるキャラは「こにゅうどう君でして、お父さんはこのサイトに『ぼくのパパだよ☆』と紹介されている『大入道』です。
 このパパ入道こと『大入道』は江戸の昔より、お祭りになると町内に現れ、やるせないほどに首を伸ばして、舌をペローンと出すという御方。写真をご覧になっていただけますと、驚かれるかと思いますが、もう、これ以上ないほどに、ゆるみきっています……。果報は寝て待て、という言葉がありますが、これほどのリラックスぶりで待っていたら、果報、吉報が山ほど来るに違いありません。

 今回、その『こにゅうどう君』が年末のNKH紅白歌合戦で、関ジャニの「前向きスクリーム」という曲で全国のゆるキャラさんと出演するとのお話。今年は帰省できず、東京で見ることになりますがとても楽しみで、首を長くして待っています。

■さて、いよいよ年の瀬。私事ながらここ数ヶ月、連載「彼方の友へ」の参考に読み出した万葉集に、心惹かれています。資料によりますと、戦時中に日本の兵士たちが携えていた本のなかで一番多かったのが「万葉集」だったそうです。最初はそうしたいきさつを踏まえ、ちょっとした時間ができたときに、解説書を手引きに歌を鑑賞していたのですが、しだいに万葉集そのものや歌人たちにも関心を持つようになりました。

 二十巻に及ぶこの歌集の最後は、大伴家持の「新しき年の始の初春の 今日降る雪のいや重け吉事」という歌で締めくくられます。百年近い歳月の間に現れた、綺羅、星のごとくの歌人たちの作品には、人生のありとあらゆる哀歓が詠みこまれています。その最後を、降る雪のごとく佳きこと、吉事が重なりますようにと、新年を寿ぐ歌で飾られているのを知ったとき、とても明るい心地になりました。

 大友家持という歌人は武人であり、政治家でもあったので、この歌にはいろいろな思いがこもっていたのかもしれません。しかし千年以上たった今、歌から感じられるのは新しき年、未来へ託す願い、期待、喜びといった、みずみずしい思いです。
 歌とは自分のためだけではなく、誰かに伝えるために詠むものと聞いています。おそらく、いにしえの偉大な歌人は、大切な人のためにも祈りをこめて詠んだのでしょう。その言祝ぎの歌に寄せ、皆様の新しき年が吉事に満ちたものでありますよう、心よりお祈りしております。

『新しき年の始の初春の 今日降る雪のいや重け吉事』

 2016年が素晴らしいお年でありますように。
 本年もありがとうございました。

伊吹有喜

 梅雨明けが間近な今日この頃、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
 気が付いたらもう七月。時間がたつのはなんて早いのでしょうか。
 今年も早や半年が過ぎて、驚いています……。

伊吹有喜『BAR追分』

初版:2015年7月15日
ISBN:978-4-75843917-6
出版:角川春樹事務所
価格:税別520円



 さて前回、ご報告しました「BAR追分」(角川春樹事務所)が7月15日に刊行の運びとなりました。タイトルは「バールおいわけ」と読みます。
 昼間はコーヒーや定食などを出すカフェのようなお店「バール追分」、夜はおいしいお酒とおつまみが待つ「バー追分」。この作品は新宿の追分交差点近くにある路地の奥、また奥にある「ねこみち横丁」という架空の通りを舞台にした物語です。架空ではあるのですが、実在するいくつかの通りをモデルにして描いているので、新宿界隈を歩いていると、路地の奥に「ねこみち横丁」によく似た場所に出会うこともあるかもしれません。
 主な登場人物はシナリオライターを志す青年と、昼間のバールを切り盛りする笑顔が可愛い女店主、「ねこみち横丁振興会」の人々、そして昼と夜のこの店を訪れる、幅広い年代のお客様です。
 本の扉を開けたらBAR追分。文庫コーナーにて開店しています。
 よかったらぜひ、お店にいらしてください。

2015年3月19日木曜日

公式サイトリニューアル

こんにちは、伊吹です。
皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
たいへんご無沙汰しています。
このたび公式サイトをリニューアルしました。
つぶやくような感じの更新になるかもしれませんが
これからまた、どうぞよろしくお願いします。

さて私の近況ですが……
少し太りました→腰痛になりました→ダイエット中です。
身体ってなんて正直。体重増加が腰に負荷をかけたのでしょうか。痛みが減ってきた今は、腰痛防止の体操をしています。

小説に関しましては……

■ポプラ社の「
asta*」4月号(三月上旬配布)にて「なでし子物語 天の花 地の星」が第19回が掲載されています。

 なでし子物語の続編の「天の花 地の星」篇は、耀子の青春時代の物語「天の花」篇が終わり、現在は大人になった耀子の物語「地の星」篇に入っています。
 思わず撫でたくなるほど可愛い子、愛しき人という意味の“なでし子”たちが、昭和の時代を過ぎ、平成の世を生きていく姿を、引き続き描いていけたらと思っています。

■光文社「小説宝石」(2月下旬発売)にて、「今はちょっと、ついてないだけ」が最終回を迎えました。

 2013年の末に隔月で連載が始まった、一人のカメラマンをめぐる物語が完結しました。主人公は私と同世代の人物なので、同級生の暮らしぶりを書いているような感覚でした。
 こちらは年内に刊行予定です!

■1月上旬、実業之日本社「J-novel(ジェイ・ノベル)」にて「彼方の友へ 第四部」が掲載されました。

 戦前の少女雑誌の編集部を舞台にした「彼方の友へ」は季刊誌「紡」休刊により、現在「J-novel(ジェイ・ノベル)」にて、三ヶ月ごとの季刊と同じペースで連載をいただいています。
 高等小学校卒の主人公・波津子は給仕と呼ばれる、編集部の下働きから始まり、現在の回では編集部員に昇格しているのですが、彼女を抜擢した主筆・有賀の召集により、再び大きな人生の別れ道に立っています。
 この作品もいよいよ最終章に入りました。

■さて昨年の12月に角川春樹事務所の「ランティエ」1月号に「BAR追分(バールおいわけ)」という作品のプロローグと第一話「スープの時間」が掲載されました。素敵なイラストを描いてくださったのは満岡玲子さんです。

 この作品の舞台は新宿の伊勢丹近く、追分という街の横丁にあるお店です。昼間は食事やコーヒーを出す「バール追分」、夜はお酒を出す「バー追分」。店名は「BAR追分」と同じですが、昼と夜で別の呼び方、二つの顔を持つお店です。
 昼間のバールはモモちゃんという笑顔が可愛い二十代の女子、夜のバーでは白髪のバーテンダーがおもてなしをいたします。
 扉を開ければ、おいしいひとときが待つこの作品。四十九日のレシピが刊行されたあと、時間をかけて少しずつ形にしてきたものですが、今年の早い時期に刊行予定です。お気にかけていただけたら、うれしいです。

■同じく昨年12月、ポプラ文庫に「なでし子物語」が入りました。
 文庫の装丁は単行本と同じく大久保伸子さん、装画は関美穂子さんで、立海と耀子が寄り添って本を読んでいる表紙が可愛くて可愛くて!! 本を手にとるたびに顔がほころんでしまいます。
 小泉今日子さんからの嬉しいお言葉も帯にいただき、とても嬉しく、大感激しています。
 「なでし子物語」。よかったら、文庫もお手に取っていただけたら嬉しいです。 


■さて三月末からは新連載も始まる予定です。
これからは少しずつ更新してまいります。
もしよかったら、またどうぞよろしくお願いします。

それでは冷え込みますが、皆様、どうぞお身体にお気を付けて
あたたかくしてお過ごしください。

INFO

2015年3月19日木曜日

現在連載中

なでし子物語 天の花 地の星

画・宮坂猛 「小説宝石」光文社(2014年1月号より隔月掲載)


なでし子物語 天の花 地の星

画・菅野裕美 「asta*」ポプラ社(2013年7月より月刊掲載)

INFO

2015年3月19日木曜日

不定期で掲載

BAR追分(バールおいわけ)

画・満岡玲子 「ランティエ」角川春樹事務所

INFO

2015年3月19日木曜日

連載終了しました。年内に刊行予定です。

今はちょっと、ついてないだけ

画・宮坂猛 「小説宝石」光文社(2014年1月号より隔月掲載)

 こんにちは、伊吹です。梅雨空が続きますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
 さてこのたびは、とても嬉しいご報告が一つあります。
 第151回の直木賞の候補に「ミッドナイト・バス」が選出されました。
 候補のご連絡をいただいた六月はデビューのきっかけとなった賞をいただいたり、「風待ちのひと」が刊行された月でもあり、数えれば...[続きを読む

伊吹有喜『ミッドナイト・バス』

初版:2014年1月
ISBN:978-4163900063
出版:文藝春秋
価格:1,890円



東京での過酷な仕事を辞め、故郷の新潟で深夜バスの運転手をしている利一。ある夜、彼が運転するバスに乗ってきたのは、十六年前に別れた妻だった──。
父親と同じく、東京での仕事を辞めて実家に戻ってきた長男の怜司。実現しそうな夢と、結婚の間で揺れる長女の彩菜。そして、再婚した夫の浮気と身体の不調に悩む元妻、美雪。
突然の離婚で一度ばらばらになった家族は、今、それぞれが問題を抱えて故郷に集まってくる。全員がもう一度前に進むために、利一はどうすればいいのか。
家族の再生と再出発をおだやかな筆致で描く、伊吹有喜の新たな代表作!
(文章は文藝春秋BOOKSの紹介ページから流用させていただいています)

 皆様、こんにちは。このたび四作目にあたる「ミッドナイト・バス」が刊行されました。こちらは「別冊文藝春秋」にて2012年一月号から2013年五月号に掲載されたもので、初めて雑誌へ連載した作品です。
 書き手にとって連載をまかせていただけるというのは...[続きを読む

伊吹有喜『なでし子物語』

初版:2012年11月
ISBN:978-4-591-13142-8
出版:ポプラ社
価格:1,680円(本体:1,600円)



ずっと、透明になってしまいたかった。でも本当は、「ここにいるよ」って言いたかったんだ──

いじめに遭っている少女・耀子、居所がなく過去の思い出の中にだけ生きている未亡人・照子、生い立ちゆえの重圧やいじめに苦しむ少年、立海。三人の出会いが、それぞれの人生を少しずつ動かし始める。言葉にならない祈りを掬い取る、温かく、強く、やさしい物語。

 日に日に寒くなってきましたが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか? 11月に入ったとたん、いろいろなお店でクリスマスツリーが飾られはじめ、いよいよ年末が近づいてきた実感がしてきます。

 さて今回は新刊発売のご報告をさせてください。
「四十九日のレシピ」以来、次回作へのあたたかいお言葉、ご声援をありがとうございました。おかげさまでこのたび新刊を上梓させていただくはこびとなりました……[続きを読む

伊吹有喜『四十九日のレシピ』(文庫)

初版:2011年10月
ISBN:978-4-591-12665-3
出版:ポプラ社
価格:630円(本体:600円)



母の優しい「レシピ」が起こした奇跡に、あたたかい涙があふれる感動の物語。

妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。

「四十九日のレシピ」がポプラ文庫に収録され、11月5日前後に全国で発売されます。文庫化に伴い、装丁が変わりました。今回もとても可愛らしくて素敵です。
 この文章を書いている現在は、ちょうど発売日直前です。ひょっとしたら今頃、本がお店に届いているかも……、書店員さんが売り場に運んで、置いてくださっているかも……、等々想像すると、ありがたくて、わくわくします。
 あと数日して発売開始となると、今、お客様が手に取ってくださっているかも……、今、ページをめくっている方がいらっしゃるかも……等々考えて、感謝の思いでぽーっとなると思います。
 私の机のまわりには日本地図と、次の作品で舞台になる地方の地図が数枚、大きなパネルに貼って置いてあります。原稿を書いていて何気なく顔を上げて地図を見たとき、日本のどこかでこの瞬間、私の作品を気に掛けてくださる方がいるかもしれないと想像すると、このうえなく嬉しく、励まされる思いがします。
 これからもどうぞよろしくお願いします。

伊吹有喜『四十九日のレシピ』(DVD)

COLOR
本編192分
片面1層2枚組
1.主音声:ステレオ
16:9 LB
4話収録
DSZS07238
7,600円(税込7,980円)
発行:NHKエンタープライズ 東映ビデオ株式会社
販売元:東映株式会社

 NHKで今年の2月に放映されたドラマ「四十九日のレシピ」がDVDになりました。
 特典映像として和久井映見さんが土曜スタジオパークに出演されたときの映像と、封入特典として、特製ブックレットとドラマに登場した乙母のレシピカード(イラスト・わたなべさちよさん)が入っています。
 放映中も心をときめかせて拝見しましたが、DVDで再び見るとまた味わい深く、心地よいものがありました。主題歌を歌う、なゆたさんの優しい声と温かなウクレレの音にも癒されます。ただいま全国で発売中です。


伊吹有喜『風待ちのひと』(文庫)

初版:2011年4月
ISBN:978-4-591-12418-5
出版:ポプラ社
価格:672円(本体:640円)



伊吹有喜デビュー作、文庫版

“心の風邪”で休職中の男と家族を失った傷を抱える女。海辺の町でふたりは出会った──。人生の休息の季節を鮮やかに描き出す、デビュー作。

 4月のポプラ文庫の新刊で「風待ちのひと」が発売されました。

 解説には瀧井朝世さんがあたたかいお言葉を寄せてくださいました。

 瀧井さんはこの作品の単行本の帯にも推薦文を書いてくださった方です。デビューからずっと見守ってくださった方に解説を書いていただけたのはとてもうれしく、光栄です。

 そしてこうした素敵な形で文庫に収録されたことを、ずっと応援してくださっている皆様にご報告できるのは感慨深く、感謝の思いでいっぱいです。

 

 文庫化に際して装丁が変わりました。喜美子と哲司が並んで座っている後ろ姿が目印です。

 お手にとっていただけたら、とてもうれしいです。

Special Thanks >> Illustration: たかしまてつを