「鎌倉茶藝館」(光文社)ただいま発売中です! 9月27日、東京・日本橋にてトークイベントとサイン会があります。
こんにちは、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。心地良くお過ごしでありますことを願っております。
このたび新刊「鎌倉茶藝館」(光文社)を上梓いたしました。
タイトルの「茶芸」(ちゃげい)とは台湾の功夫式のお茶の作法のことです。「茶芸館」とはその淹れ方でお茶が楽しめるお店。とはいえ、それほど作法にはとらわれず、お客様がそれぞれのペースで台湾や中国の銘茶を淹れ、ゆったりとした時間を過ごせるカフェです。
その流れを汲み、日本の古都でひっそりと営まれているのが「鎌倉茶藝館」。玉露や水出しの緑茶など、日本のお茶も出しているので「茶道」の「さ」から「さげいかん」と読みます。
本作はその茶藝館をめぐる物語です。

伊吹有喜『鎌倉茶藝館』
伊吹有喜『常夏荘物語』 夫と死別、勤務先も倒産し喪失感に悩まされている美紀・48歳。最後の旅のつもりで訪れた鎌倉の山中で道に迷うが、台湾茶カフェ 「鎌倉茶藝館」の美しき老マダムに助けられ、そのまま働き始める。 お茶。着物 […]
上梓にあたり、うれしいお声がけをいただき、サイン本をしたためました。今回は紫陽花とお茶に関する、さまざまな友禅紙(京都和紙工芸社様)が合紙に入っています。
お手もとに届くのはどの紙かな、と思いつつ、楽しくサインをさせていただきました。
もしよかったら、お近くの書店様をのぞいてみてください。
■そして新刊の発売に伴いまして、9月27日(土)14時より
「誠品生活日本橋」様にてトークイベントとサイン会が開催予定です。
光文社『鎌倉茶藝館』刊行記念 伊吹有喜さんトーク&サイン会
https://www.eslitespectrum.jp/news/a82d6821-65c2-404a-944a-2a7df39dfa01
東京での単独のサイン会は今回が初めてです。いつものことながら緊張しています・・・・・・でも、合紙やお話の内容などの準備をしていますと、やはりわくわくしてきます。読者様にじかにお目にかかれますこと、とても嬉しいです。
今回のサイン会には、作品内に登場する様々な花に関する合紙をご用意しました。
詳細が決まりましたら、またご報告いたしますね。よかったら音声配信番組「伊吹有喜 物語の時間」にもお耳を傾けてみてください。

それではまたお便りします。
秋の気配が漂ってきましたが、まだまだ暑さは続くようです。
皆様、お身体をいたわってお過ごしください。