あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

 

うららかな初春。みなさま、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
本年がお健やかに、素晴らしい年でありますことを心より願っております。

私のほうは変わりなく過ごしております。年末年始は帰省せずに家を片付けたり、年明けからのお仕事の準備をしていました。

 

もうひとつ励みましたのが、「なでし子物語」の音声配信のコンテンツづくりです。

 

2024年は、デビュー以来ずっと書き続けて来た「なでし子物語」シリーズの最終巻『常夏荘物語』が刊行でき、とても記憶に残る年でした。

 

この「なでし子物語」シリーズは、撫子の花のような人々を描いた物語です。
白や桃色の撫子の花は小さく、風に吹かれれば揺れてしまいます。それでも折れたりうつむいたりせず、つつましくとも凛として、天を仰いで咲きます。
そんな「なでし子」たちの物語が、これからずっと読み継がれていったらと願っております。

 

■そこで現在、音声プラットフォーム「Voicy」の「伊吹有喜 物語の時間」にて、月曜、水曜、金曜に本作を4ページずつ朗読しています。

2024年2月から『BAR追分』の朗読から始めたこの番組は、年末で219回目を迎えました。
2024年の9月から始まった『なでし子物語』の朗読は第45回目です。
現在は第七章、「土曜日のお友だち」が耀子のもとに現れたところを朗読中です。

仕事のかたわら、一人でコツコツ作り始めたコンテンツですが、最近は機材の扱い方や音声の編集にも慣れてきました。

通勤、通学のおとも、家事や勉強、お休み前のひととき。本を読むのがつらいとき、お忙しいとき、なんとなく誰かの声が聴きたいとき・・・。

ちょっとした時間の合間に『なでし子物語』の世界に遊びにいらしてください。
心をこめて、作者による朗読をお届けします。

■この「物語の時間」は土曜日はプレミアム放送として、作品の裏設定や背景、モデルになった場所などのお話、そのときどきのトークエッセイなどをお届けしています。

常夏荘のモデルになった建物のお話や、登場人物たちの背景など、『天の花』『地の星』『常夏荘物語』へ続く物語がさらにお楽しみいただける内容が満載です。

あわせてぜひ、
『天の花』『地の星』『常夏荘物語』もお手にとっていただけたら嬉しいです。

■また、番組にいただいたコメントは土曜日の「おたよりの時間」コーナーでご紹介して、声でお返事しております。トーク内容へのリクエストなども大歓迎です!

のんびりした週末のひとときをご一緒できたら嬉しいです。
平日の放送がお気に召しましたら、プレミアム放送にも遊びにいらしてください。。

■2025年は鎌倉を舞台にした『鎌倉茶藝館』(光文社)を刊行予定です。
鎌倉の海と山と、芳醇な味わいのお茶、そして大人の恋。

よい作品をお届けできますよう励みます。
こちらもぜひ、お気にかけていただけたら嬉しいです。

さて、今年は昨年にくらべて冷え込むように思います。
みなさま温かくして、お身体をいたわってお過ごしください。
それではまた、おたよりします。

伊吹有喜