「犬がいた季節」トークイベントにお運びくださり、ありがとうございました!

 こんにちは、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

 先日は四日市でのトークイベントとサイン会にお心を寄せてくださり、ありがとうございました。来場の皆様のお気遣いに感謝の思いでいっぱいです。そして母校の先生や生徒の皆様にも心よりお礼を申し上げます。

 当日は本をお手にとってくださった方々、恩師、先輩、後輩、なつかしい同級生たちにもお目にかかれて感無量でした…。

 

 私は緊張しすぎるか、油断しすぎるのかの両極端で三重弁が出てしまうので、緊張しているときはゆっくり話すのですが、この日ばかりは三重弁全開…というほどではなかったかもしれませんが、言葉の抑揚や方言に気を遣わず、お話しました。心なしか話す速度も、いつもよりテキパキしていたような気が…(当社比です)。

 

 私は今年でデビューして10年が過ぎたのですが、実は新刊の刊行記念のイベントは今回が初めてなのです。通常よりもたくさんの配慮や用心が必要とされるこの状況下で、こうした機会をいただけるなんて。そして、そこに大勢の方がお運びくださるなんて。忘れられない思い出となりました。

 ご来場の皆様の笑顔と温かいお言葉、そして開催に際しての多くの方々のご支援とご厚情、心に沁みいっています。

 本当にありがとうございました。またお目にかかれますことを楽しみにしております。

 

 さて、急に乾燥と冷え込みが厳しくなりました。来月はもう12月です! 信じられないですね。

 今年は本当に速く過ぎてしまった気がします。でも、それゆえにこれからの二ヶ月、令和2年を愛おしむように暮らしていきたいです。さて、次は再びイベントのお知らせです。

伊吹有喜

伊吹有喜『犬がいた季節』

伊吹有喜『犬がいた季節』  1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めな […]