ミッドナイト・バスの映画化が決まりました!

 気が付いたら、もう三月……。風は冷たいですが、日差しのなかには春を感じますね。

 いかがお過ごしですか?

 さて今日はひとつ嬉しいご報告があります。竹下昌男監督のもとで「ミッドナイト・バス」の映画化が決まり、このたび制作発表の記者会見がありました。

 主人公の高宮利一には原田泰造さん、美雪には山本未來さん、そして志穂には小西真奈美さん。利一の娘の彩菜には葵わかなさん、息子の怜司には七瀬公さん、さらには美雪のお父さんは長塚京三さん、音楽は川井郁子さん……なんて素敵な方々が! 早くも心ときめいています。

 会見場になった新潟日報社のメディアシップという建物は、この作品の準備取材で訪れたときはまだ建築前で、それから新潟を訪れるたびに「だんだん出来てきたなあ」と楽しみに眺めていたビルです。数年後にその場所でこの作品の映画化の発表があるとは、たいそう感慨深くてうれしいです。

 撮影は今月から新潟で始まり、2018年初春に公開予定です。いろいろ決まりましたら、またご報告いたします。小説ともども、応援いただけたらとてもうれしいです。

伊吹有喜

伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文庫版)

伊吹有喜『ミッドナイト・バス』(文庫版)  壊れた「家族」という時計は再び動き出すのか  故郷に戻り、深夜バスの運転手として二人の子供を育ててきた利一。ある夜、乗客に別れた妻の姿が──。家族の再出発を描く感動長篇。 (文 […]