あけましておめでとうございます。
晴天に恵まれた2023年の年明け、皆様いかがお過ごしでしょうか。つつがなく、お健やかでありますことを願っております。
私のほうは昨年にいろいろ励みましたところ、投薬の量も減り、少しずつ体力もついてまいりました。
しみじみ、もう若くないんだな、と思うことしきりですが、小説を書いたり読んだり、取材に出かけたりするのが一番の喜び。
ここでしっかり体調管理の方法を会得し、心ときめく作品を書いていきたいです。
昨年はたくさんの方にお目にかかる機会がありまして、心よりお礼を申し上げます。なかでも印象深いのは「雲を紡ぐ」のご縁で、お招きいただいた、盛岡での初春と秋のイベントです。岩手県と盛岡市の方々に温かくお迎えいだき、感謝の思いでいっぱいです。
秋に行われた「いわて羊たび」には、このサイトをご覧くださり、北海道や埼玉からご来訪の読者の方にもお目にかかり、感激しました。その節は元気が出るお言葉をありがとうございます! 照れましたがとても嬉しく、天気予報で十勝地方や盛岡、埼玉…皆様がお住まいの街の天候や気温を見るたび、お元気でお過ごしかなと思っています。
その折にもお話に上がりました「常夏の光 なでし子物語」。
私の代表作でもあるこのシリーズの最終巻、現状では原稿の枚数が多くて本が分厚くなってしまうのです…。そこで引き続き、文章を磨き上げています。「削る」のではなく「研ぐ」。水晶玉を磨くような心持ちで一字一句を研ぎ上げておりますので、もう少しだけお時間をくださいませ。
佳い形でお届けできますよう、心をこめて進めてまいります。
さて、日頃よりたくさんのお心配りと励ましをありがとうございます。
ただいま刊行準備中の「常夏の光 なでし子物語」。
現在連載中の「灯りの島」(小説新潮)、「鎌倉茶藝館」(小説宝石)。
そして新潟日報、河北新報をはじめ全国各紙で連載中の「娘が巣立つ朝」。
これからも登場人物たちとともに、物語の旅を続けてまいります。
「彼方の友へ」のモデルになった雑誌「少女の友」、そして小説内の「乙女の友」編集部にならい、私も愛読者の方を「友ちゃん」あるいは「友」と呼ぶことに憧れを抱いています。そこで…
よかったら、いえ、ぜひ
友よ、本年も物語の旅をご一緒してください。
伊吹有喜
昨年九月、三重県尾鷲市の観光大使「おわせ観光大使」に就任しました。(尾鷲と書いて、おわせと読みます)
十二月に委嘱式がありまして、おめかしした写真を撮りました。
(うっかり目を閉じておりますが…)
次回はそのお話を書きますね。