ただいま岩手日報「mekke」様にてリレーエッセイが掲載中です。
ただいま岩手日報「mekke」様にて、「イワテライフの楽しみ方」というリレーエッセイを担当しております。
「ミッドナイト・バス」執筆の折には新潟市にて、多くの方々のご厚情と、おいしいお米とお酒をはじめとした、素晴らしい食の数々に出会えました。映画化の折にもたくさんのあたたかいお気持ちを寄せていただき、感謝の思いでいっぱいです。
今回の「雲を紡ぐ」執筆の折にも、舞台となった盛岡でたくさんの出会いがありました。このたびのリレーエッセイでは、なかでも食に重点を置き、全四回でつづっています。
第一回目は「はちみつ」。盛岡のはちみつ専門店の甘味についてのお話です。はちみつ好きには、たまらないお菓子です。
思わず顔もほころぶ栃みつ焼きとハチミツ|岩手日報 IWATE NIPPO
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/6/4/79048
第二回目はソフトクリーム。盛岡に最初に取材に出かけたとき、高速道路のサービスエリアでいただいたソフトクリームの美味さに虜になり、以来、見かけるたびにあちこちで食してきました。
「雲を紡ぐ」の舞台と絶品! ソフトクリーム|岩手日報 IWATE NIPPO
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/6/18/79897
ご紹介した逸品のほかにも、心惹かれるご当地ソフトクリームはたくさんあります。もう二つ、私が好きなのはまず小岩井農場のソフトクリーム。抜けるような青空のもと、緑の牧場で、そよ風に吹かれて食べたソフトクリームは忘れがたい味でした。
余談ながら、このとき「ハルミチーズ」に出会いまして、(小岩井農場での製品名はハロウミ)そのモキュッとした食感の面白さに惹かれ、「情熱のナポリタン BAR追分」の第一話が生まれました。
こちらのソフトクリームは東京駅構内のエキュートにある支店でも楽しめるので、私はつい、新幹線に乗る前に立ち寄ってしまうのでした。カップで頼むとコーンの代わりにクッキーが一枚付いてくるのですが、それがまたおいしいのです。(ソフトクリームがしみたクッキーって、それはおいしいに決まってますよネ)。
もう一つ、藤原養蜂場の「ハニーピーナッツ・ソフトクリーム」も素敵です。エッセイでご紹介した盛岡町家のお品と同様にナッツ類と、甘味とミルク=すなわちソフトクリームは間違いなくおいしい組み合わせです。
そして、今、気になっているのが、花巻市のマルカンビル大食堂にあるという、お箸で食べる大きなソフトクリーム。
インターネットによると、なんとクリームが十段も! 「青いターバンの少女」をふと思いおこしてしまう、ソフトクリームの先端も迫力があります。
残念ながら現在、旅に出るのはなかなか難しいことです。コロナが終息して安心して移動できる日まで、よかったらエッセイでお楽しみください。
次回は和菓子の登場です。ライター時代に遊び心で「食の法則」というものをつくってみたことがあります。そのなかに「城下町ニ美味ナ和菓子アリ」というものがありました。
その法則どおり、北の城下町、盛岡にも素敵なお菓子があったのです。
7月2日、第三回目もお楽しみいただけたら嬉しいです。
それではまた、おたよりします。
皆様、どうぞお体をいたわって、お過ごしください。
伊吹有喜