BAR追分が発売されます

 梅雨明けが間近な今日この頃、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

 気が付いたらもう七月。時間がたつのはなんて早いのでしょうか。

 今年も早や半年が過ぎて、驚いています……。

 さて前回、ご報告しました「BAR追分」(角川春樹事務所)が7月15日に刊行の運びとなりました。タイトルは「バールおいわけ」と読みます。

伊吹有喜『BAR追分』

伊吹有喜『BAR追分』  新宿三丁目の交差点近く──かつて新宿追分と呼ばれた街の「ねこみち横丁」の奥に、その店はある。そこは、道が左右に分かれる、まさに追分だ。BAR追分。昼は「バール追分」でコーヒーやカレーなどの定食を […]

 昼間はコーヒーや定食などを出すカフェのようなお店「バール追分」、夜はおいしいお酒とおつまみが待つ「バー追分」。この作品は新宿の追分交差点近くにある路地の奥、また奥にある「ねこみち横丁」という架空の通りを舞台にした物語です。架空ではあるのですが、実在するいくつかの通りをモデルにして描いているので、新宿界隈を歩いていると、路地の奥に「ねこみち横丁」によく似た場所に出会うこともあるかもしれません。

 主な登場人物はシナリオライターを志す青年と、昼間のバールを切り盛りする笑顔が可愛い女店主、「ねこみち横丁振興会」の人々、そして昼と夜のこの店を訪れる、幅広い年代のお客様です。

 本の扉を開けたらBAR追分。文庫コーナーにて開店しています。

 よかったらぜひ、お店にいらしてください。

伊吹有喜