「ミッドナイト・バス」が直木賞候補に選出されました!
こんにちは、伊吹です。梅雨空が続きますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
さてこのたびは、とても嬉しいご報告が一つあります。
第151回の直木賞の候補に「ミッドナイト・バス」が選出されました。
伊吹有喜『ミッドナイト・バス』
伊吹有喜『ミッドナイト・バス』 東京での過酷な仕事を辞め、故郷の新潟で深夜バスの運転手をしている利一。 ある夜、彼が運転するバスに乗ってきたのは、十六年前に別れた妻だった──。 父親と同じく、東京での仕事を辞めて実家 […]
候補のご連絡をいただいた六月はデビューのきっかけとなった賞をいただいたり、「風待ちのひと」が刊行された月でもあり、数えればデビューして満六年、今月から七年目へ向かいます。この間に長編小説が四作というのは、寡作なほうかもしれません。でも作家として仕事を始めて以来、担当の編集者さんをはじめ、一緒にお仕事をする方々に恵まれ、じっくりと作品に取り組ませていただいたことは幸せなことです。
そして何よりも、こうした作者のことを温かく見守り、本を手に取ってくださる皆様にめぐり会えて本当にうれしく、感謝の思いでいっぱいです。
あらためて心からお礼を申し上げます。
梅雨もそろそろ終盤を迎え、輝かしい夏の訪れの気配も色濃くなってまいりました。
直木賞の選考会は今月十七日(木)の夕方です。
このおたよりを書いているうちに、とてもドキドキしてきました。でもこうした緊張は良いものですね。
これからもしっかりと励んでいきます。
引き続き、お気に掛けていただけたら、とてもうれしいです。
伊吹有喜